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胸郭出口症候群について

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治療
小見山 俊也

胸郭出口症候群とは

胸郭出口症候群は神経障害と血流障害に基づく上肢痛、上肢の痺れ、頚肩腕痛(けいけんわんつう)を生じる疾患の一つです。

上肢やその付け根の肩甲帯の運動や感覚を支配する腕神経叢と鎖骨下動脈が①前斜角筋と中斜角筋の間、②鎖骨と第1肋骨の間、③小胸筋の肩甲骨烏口突起停止部の後方を走行しますが、それぞれの部位で絞めつけられたり、圧迫されたりする可能性があります。

引用:日本整形外科学会

https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/thoracic_outlet_syndrome.html

 

TREE(ツリー)に来られる患者さんは、

 

手が痺れる

手に力が入らない

症状がある側の手が冷たく感じる

症状が出る時もあれば出ない時もある

 

などの症状を訴えて来院される事が多いです。胸郭出口症候群とは、圧迫される部位によって、①斜角筋症候群、②肋鎖症候群、③小胸筋症候群(過外転症候群)、④頚肋に分類されます。首や胸から腕へと出る神経と血管があり、人体の構造上圧迫されやすい部位です。どれも症状は似ていますが、圧迫される場所で名前が変わっているだけです。

 

 

◾️胸郭出口症候群の原因

腕に繋がる大きな神経と血管の圧迫により症状が出ます。圧迫しているものは自分の筋肉や姿勢の悪さです。首周りは狭い場所にたくさんの骨や筋肉があるので圧迫されやすいですが、原因となっている部位を開放してあげると症状は綺麗になくなります。

 

 

◾️TREE(ツリー)の治療方針

胸郭出口症候群の根本的な改善の最終的なポイントは、姿勢や動作、習慣の改善にあります。

首や胸の筋肉が固くなる原因は、普段のケア不足・良くない習慣がある事が多く、いくら優れた施術でその場の痛みが改善したとしても、同じ生活を送っていては同じように首や胸の筋肉が固くなり、結果胸郭出口症候群を起こしやすいです。

TREE(ツリー)では、まずは、問診にて痛みがどの範囲に見られるのか、どのような行為に伴って症状が増悪する傾向があるのかなどを確認します。また普段の生活や仕事の動作での負担などを詳細に評価します。

首や胸の筋肉が固くなれば様々な部位に負担がかかる事が多く、検査で肩甲骨の柔軟性の悪さ、筋力低下などの自分では気づけない症状も見つかります。私たちは見えない症状へもアプローチしていきます。

治療は、痛みの軽減させるために、深部まで届く超音波治療器や特殊電療ハイボルテージ、この2つを組み合わせたコンビネーション治療で、直接痛みの原因の部分にアプローチし、早期に痛みをとります。同時に根本の原因の首や胸の筋肉を治療していきます。TREE(ツリー)では、独自の治療技術で痛みの出ている箇所のみではなく、痛みの原因になっているところにアプローチします。体をボキボキ鳴らすような施術ではなく、痛みのない、体の使い方も整える施術です。マッサージに行って身体が楽になったけど後で痛みがぶり返したり、他の整骨院・接骨院で適切な施術を受けられなかった多くの方が、TREE(ツリー)独自の技術で症状が改善しています。

 

首や胸への手技やストレッチで痛み・痺れの緩和がさらに期待できます。肩関節の柔軟性を出してあげるだけである程度症状が改善されます。

 

そして、症状を悪化させる動作や習慣を控えるように指導します。しっかりした問診により、原因となる動作を把握していますので、患者様一人一人に最適な動作改善や、ストレッチ、必要であれば筋力トレーニングをご提案します。

 

TREE(ツリー)では、痛みの出ているところではなく体全体、そして動作や習慣にもアプローチすることで、胸郭出口症候群の根本改善を目指しています。

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