ばね指とは
指は腱によって曲げ伸ばしをすることができます。手を握ったりする強い力を発揮する筋肉は前腕にありその力を腱が伝えます。その通り道で指を曲げる屈筋腱が浮き上がらないように押さえているのが靱帯性腱鞘(じんたいせいけんしょう)と呼ばれるものです。丁度、その構造はベルトとベルト通しの関係に似ています。
この靱帯性腱鞘は指に部分にありますが、それが終わる指の付け根付近に力がかかり炎症を生じやすいところがあります。 その部分の腱や腱鞘が炎症を起こし、“腱鞘炎”になり、さらに進行すると引っ掛かりが生じばね現象が起こります。 これを“ばね指”と呼んでいます。
引用:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/snapping_finger.html
TREE(ツリー)に来られる患者さんは、
・指の付け根が痛い
・朝一は症状が強い
・指が曲げにくい、伸ばしにくい
・指が腫れてきた、熱感がある
などの症状を訴えて来院される事が多いです。上記にも書いてありますが、腱鞘炎が進み悪化するとバネ指になります。腱鞘と言われる筋肉が通るトンネルがあり、筋肉が硬くなると動きが悪くなります、その状態で腱鞘を通ると炎症を起こし腱鞘炎になり、腱鞘が炎症を起こし悪化すると筋肉はもっと通りにくく曲げ伸ばしの際にバネの様になる現象をバネ指と言います。
■ ばね指の原因
腱鞘炎の悪化によるものです。腱鞘炎の原因は指を動かす筋肉の使い過ぎです。バネ指は初期ならまだ治癒までが早いですが、ずっとバネ指の状態でいるとなかなか治りません。筋肉の緊張を取る事で症状は改善していきますが、治癒までは時間がかかります。症状がひどい場合や早く治したい方は手術も考える事を提案します、腱鞘を切る事で筋肉はスムーズに動けるため症状改善には一番早いです、ただ手術はしたくない方が多いので早期治療をおすすめします。
■ TREE(ツリー)の治療方針
ばね指の根本的な改善の最終的なポイントは、生活習慣を見直し、動作や姿勢を改善することです。
手首や指を動かす筋肉が固くなる原因は、普段の姿勢の悪さや良くない習慣、オーバーユース・前腕部(肘から手首)の柔軟性に問題があることが多く、いくら優れた施術でその場の痛みが改善したとしても、同じ生活を送っていては同じように筋肉が固くなり、結果症状が戻ってしまいます。
TREE(ツリー)では、まずは、問診にて痛みがどの範囲にみられるのか、どのような行為に伴って症状が増悪する傾向があるのか、正しい姿勢が取れているかなどを確認します。また普段の生活や仕事の動作での負担なども詳細に評価し、痛みの原因となる筋肉を明確にします。
手首や指を動かす筋肉が硬くなれば腱鞘に負担がかかることが多く、検査で前腕部の柔軟性の悪さ、筋力低下などの自分では気づけない症状も見つかります。私たちは見えない症状へもアプローチしていきます。

治療は、痛みを軽減させるために、深部までとどく超音波治療器や特殊電療ハイボルテージ、この2つを組み合わせたコンビネーション治療で、直接痛みの原因の部分にアプローチし、早期に痛みをとります。同時に根本の原因の肩関節周りの筋肉を治療していきます。TREE(ツリー)では、独自の治療技術で痛みの出ている箇所のみではなく、痛みの原因になっているところにアプローチします。身体をボキボキ鳴らすような施術ではなく、痛みの無い、身体の使い方も整える施術です。マッサージに行って身体が楽になったけど後で痛みがぶりかえしたり、他の整骨院・接骨院で適切な施術を受けられなかった多くの方が、TREE(ツリー)独自の技術で症状が改善しています。
手首や肘関節の柔軟性を高める手技やストレッチで筋肉へアプローチすることで、痛みの緩和が期待でき、症状の改善につながります。
さらに、姿勢を改善し痛みのない状態を保つためには、トレーニングも必要です。
筋肉を動かすことで血流を改善し、柔軟性を維持することが大切です。
また、症状を悪化させる動作や習慣を控えるように指導します。しっかりした問診により、原因となる筋肉や動作を把握していますので、患者様一人一人に最適な動作改善や、ストレッチ、筋力トレーニングをご提案します。
TREE(ツリー)では、痛みの出ているところだけではなく身体全体、そして動作や習慣にもアプローチすることで、ばね指の根本改善を目指しています。
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